日付の足し算、引き算って意外とやっかいです。今回は、
1年前や、2ヶ月後などの指定した年/月/日を足したり引いたりできるDATEADD関数を紹介します。
・DATEADD関数の使い方
・DATEADD関数は日付に加算/減算ができる
・指定した年/月/日の期間をシフトできる
DATEADD関数は日付操作をする際に超便利ですので、ぜひご参考下さい。
その他DAX関数についてのまとめ記事↓
▶【PowerBI】よく使うDAX関数の使い方、構文まとめ
DATEADD関数で日付の加算/減算
PowerBIで日付に指定した日数や月を足したり、引いたりできるDAX関数はDATEADD関数を使います。DATEADD関数はその名の通り、DATE(日付)を、ADD(足したり引いたり)できる関数です。
【DATEADD関数】構文
DATEADD(<dates>,<number_of_intervals>,<interval>)
=DATEADD(日付列,数値,間隔)
日付:日付列を指定
数値:1年前を指定したい場合は「‐1」、2ヶ月後なら「2」
間隔:year、quarter、month、day などを指定
つまり、
日付から指定した数値を設定した間隔で足したり引いたりできる関数
例えば、
・1年前
=DATEADD(日付列,-1,YEAR)
・2ヶ月後
=DATEADD(日付列,2,MONTH)
・1週間前は、
=DATEADD(日付列,-7,DAY)
ちなみに、似たような関数であるSAMEPERIODLASTYEAR関数は前年日付を返すのみ、PREVIOUSMONTH関数は先月日付を返すのみです。つまり、DATEADD関数の方が年/四半期/月/週を自由に設定できるので、汎用性が高いです。
【DAX関数で日付操作の関連記事】
▶EOMONTH関数で日付の月末日や月初日を取得
▶FORMAT関数で日付から年/月/日/曜日を抽出
▶DATEDIFF関数で日付間の差分を取得
▶PowerBIでカレンダーテーブルの自動作成(テンプレ公開)
指定した日数、月数の足し算/引き算
現在、日付列を持った売上データをPowerBIに取り込んでいる状態です。
◆DATEADD関数で指定の月数分の足し引き
「ホーム」→「新しい列」から、DATEADD関数で先月日付の列を追加します。
先月日付 = DATEADD('日付テーブル'[Date],-1,MONTH)
=DATEADD(日付列,数値,間隔)
数値:-1、間隔:month で1月前、つまり先月を計算
※カレンダーテーブルとリレーション後の日付列を指定
同様に1週間前や、1年後であれば下記のように指定すればOKです。
先週日付 = DATEADD('日付テーブル'[Date],-7,DAY)
1年後日付 = DATEADD('日付テーブル'[Date],1,YEAR)
=DATEADD(日付列,数値,間隔)
数値:-7、間隔:day で1週間前、つまり先週を計算
数値:1、間隔:year で1年後を計算
CALCULATE関数と組み合わせた、DATEADD関数の応用的な使い方は下記をご参照ください!▶DATEADD関数で前年比、前月比の計算(日付の引き算)
DATEADD関数まとめ(DAX関数、PowerBI)
DATEADD関数は日付から指定した日数や月数の足し算、引き算に超活用できます!
DATEADD(日付列,数値,間隔)
=DATEADD(日付列,‐2,YEAR) :2年前
=DATEADD(日付列,3,MONTH) :3ヵ月後
=DATEADD(日付列,‐7,DAY) :7日前、先週
今回のまとめ
・DATEADD関数の使い方
・DATEADD関数は日付の足し算/引き算ができる
・指定した年/月/日の期間をシフトできる
下記でPowerBIの便利機能やDAX関数一覧をまとめています。ぜひご参考下さい!
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