【SWITCH】複数条件のIF設定ができるDAX関数

SWITCH関数 複数条件 DAXDAX関数
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パワークエリ(powerQuery)、PowerBIで複数条件を作りたいときに、IF構文の中にIF構文を複数入れ込んで複雑になってしまうことありますよね。

そんなときに複数条件を一気に設定できるDAX、「SWITCH関数」について解説しています!

・SWITCH関数の使い方
・SWITCH関数を使って複数条件を一気に設定!
・複数の列を対象として条件設定したいときのポイント

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SWITCH関数の使い方

SWITCH関数は「IF関数の複数設定が簡単にできる関数」と覚えておけばOKです。
・複数の条件を設定したい
・何度も場合分けして設定したい
時などにSWITCH関数が便利です。

【SWITCH関数】構文
 SWITCH(<expression>, <value>, <result>[, <value>, <result>]…[, <else>])

 expression:評価する式(条件式)※複数回評価されます。
 value :条件
 result:結果、返す値

つまり
= SWITCH(条件式や列,条件, 結果)

参考:Microsoft Docs SWITCH関数

使い方がいろいろあるので、一例を見てもらえると理解できると思います!

IF関数の詳しい使い方は下記をご参考ください!
▶IF関数の使い方、複数条件の設定(DAX関数)

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SWITCH関数を使って複数条件を設定

まずはSWITCH関数で一つの列に対して、複数条件を設定する方法を紹介します!

A、B、Cなどの製品IDや売上、購入数がのっている売上データに対して、
A→半袖
B→長袖
C→靴下
とSWITCH関数で複数条件を設定していきます。IF関数を何回も並べて記載してもできるのですが、手軽さや応用性からSWITCH関数を使う方が便利です。

製品名SWITCH = SWITCH('購入リスト'[製品],"A","半袖","B","長袖","C","靴下")
SWITCH関数 複数条件 IF

列名:製品名SWITCH
構文:SWITCH関数
SWITCH(条件設定したい列,条件, 結果)

一行で一気に変換できるので、簡単ですね!

SWITCH関数で条件列、条件、結果を複数設定すれば簡単に複数設定、場合分けができる!

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複数の列を対象とした条件設定(SWITCH関数の応用)

次に、応用的に複数列を設定する方法を紹介します。

割引条件として、
・売上が5000円以上は20%引き
・購入数が2個以上で10%引き
を設定します。この場合は、2つの列に対して条件を設定する必要があります。

割引率SWITCH = SWITCH(TRUE(),
    '購入リスト'[売上]>=5000,0.2,
    '購入リスト'[購入数]>=2,0.1,
    0)
SWITCH関数 複数列 複数条件 IF

列名:割引率SWITCH
構文:SWITCH関数
SWITCH(TRUE(),条件式①, 結果①,条件式②, 結果②)
という構造になっています。複数列を設定したい場合は、TRUE()を入れ込めばOKです!

参考:Microsoft Docs TRUE関数

SWITCH関数で複数列の条件設定をしたい場合は、TRUE()を入れる!

ちなみに、IF構文の条件設定と同様に、同じ構文内で複数条件を設定するときは、”&&” や “OR”を使います。

割引率SWITCH2 = SWITCH(TRUE(),
    '購入リスト'[売上]>=5000,0.2,
    '購入リスト'[購入数]>=2 && '購入リスト'[売上]>=2000,0.1,
    0)

購入数が2個以上、かつ、売上2000円以上は10%引きを設定しています。

同じ構文内で複数条件を設定したい場合は下記を組み合わせます。

・AND関数、&&
 →すべての条件を満たす場合(○○かつ○○)
・OR関数
 →一つでも条件を満たす場合(○○または○○)
・NOT関数

 →その条件を満たしてない場合(○○以外、○○ではない)

SWITCH関数 複数条件 IF 複数
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SWITCH関数まとめ

今回はpowerQueryやPowerBIで複数条件を簡単に設定できるSWITCH関数について説明しました。
・SWITCH関数の使い方
→条件列、条件、結果を設定する!
・SWITCH関数を使って複数条件を一気に設定!

→条件、結果を複数設定すれば、IFを何度も使わなくても簡単に場合分け条件が作れる!
・複数の列を対象とした条件設定

→複数の列を条件に使いたいときは、TRUE()を入れる!

DAX関数まとめ、PowerBI、powerQueryのまとめは、下記をぜひご参考下さい!

▶よく使うDAX関数まとめ

▶powerQuery、パワーピポット、使い方まとめ

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