決算成績表の基準(EPS、売上高、ガイダンス)
GAFAM+TSLA株の決算成績表をまとめました!
成績表は1~3の項目について5段階評価しています。
私のバフェット「広瀬隆雄氏、通称: じっちゃま 」が言われるには、
No. | 項目 |
① | EPSがコンセンサス予想を上回る |
② | 売上高がコンセンサス予想を上回る |
③ | ガイダンスがコンセンサス予想を上回る |
【参考本】
じっちゃまの「世界一わかりやすい米国式投資の技法」
これを元に前回決算成績をまとめています。
①②③が全て〇なら15点満点で評価しています。
③ガイダンスについては、EPS、売上高、顧客数などから総合的に判断しています。
決算の調べ方については、下記で紹介しているのでぜひご参考にして下さい!
決算分析をしていますので、分析対象にしてほしい企業や改善要望などがあれば、ツイッターでご連絡下さい!
GAFAM+Teslaの決算結果まとめ
GAFAM+Teslaの決算結果をまとめています。
◆GAFAM+T
Google、アマゾン、フェースブック、アップル、マイクロソフト、テスラ
決算をミスせず、「これでもか、これでもか!」と
決算をクリアし機関投資家や個人投資家の信頼を勝ち取って、
テンバガーになるべくしてなった企業です。
今後もその信頼を維持できるか、決算をしっかり追っていきます。
【良い決算:①EPS、②売上高、③ガイダンス>コンセンサス(市場)予想】

※ガイダンスは掲載されていない、もしくは発表しない企業は総合的に判断。
【今期決算まとめ】
TSLA:テスラ
・売上高+37%と鈍化も、EPSと共に予想をクリア
・年初来での注文は過去最高
・エネルギー部門が成長し、今後の柱になる可能性も。
・引き続きサプライチェーン問題で工場の稼働率は低下中
FB:メタ(旧Facebook)
・予想はクリアもEPSは前年同期比▲52%
売上高は▲4%と大きく鈍化
・雇用削減での利益体制は改善
・$40Bの自社株買い
・引き続き広告需要の低迷
MSFT:マイクロソフト(Microsoft)
・売上高+2%と過去2年で最も成長率鈍化
・クラウドAzureは+31%と減速
・ガイダンスも大幅ミス
AAPL:アップル(Apple)
・売上高-5%と更に減速
・主力のiPhoneは-8%、Mac-29%と減速
・サービス部門はクリアし好調
GOOG:グーグル(Google)
・EPS▲31、売上高+1%と減速
・クラウド+32%と高成長も予想には未達
・YouTube広告収入が引き続きブレーキ
AMZN:アマゾン(Amazon)
・売上高+9%と更に減速
・頼みのクラウド事業であるAWSも+20%と予想に未達
・赤字企業に…
他の個別グロース株についても下記で同様に決算成績をまとめています。人気記事ですので、ぜひ参考にしてみてください!
◆参考先
・成績
①EPSがコンセンサス予想を上回る
②売上高がコンセンサス予想を上回る
の決算チェックはInvesting.com から
https://jp.investing.com/
ティッカーシンボルを検索→会計報告→利益
EPS、売上高のコンセンサス予想と結果を確認できます。
③ガイダンスがコンセンサス予想を上回る
は英語版のヤフーファイナンスを参考にしています。
https://finance.yahoo.com/
GAFAM+T 次回決算日
Google、フェースブック(メタ・プラットフォーム)、アマゾン、Microsoft、Apple、テスラの次回決算日情報です。”●”は確定情報、”-”は次回決算日の”目途”になります。
ティッカー シンボル | 会社名 | 次回決算日 | 確定 |
TSLA | テスラ | 2023/4/24 | – |
GOOG | 2023/4/25 | – | |
META | Meta Platforms | 2023/4/26 | – |
AAPL | Apple | 2023/4/27 | – |
AMZN | Amazon | 2023/4/27 | – |
MSFT | Microsoft | 2023/4/27 | – |
未確定の場合は決算日は1ヵ月ほど前に確定すると思いますので、その時更新します。
決算日の調べ方について下記で紹介しているので、ぜひご参考にして下さい!
GAFAM+Tの営業キャッシュフローマージン比較
GAFAMの営業キャッシュフロー(CF)マージンを比較しています。
営業CFマージンとは?
営業CFマージン = 営業CF÷売上高
営業CF:売上高から経費を引いたもの
つまり、営業CFマージンはどれだけ経費をかけずに効率的に利益を得たか?の指標
じっちゃまやオニール、他投資本で重要視される項目なのでぜひチェックしてみて下さい!

「営業キャッシュフローのよい会社を買え、最低でも15%以上は欲しい。35%あったら素晴らしい」

17年 | 18年 | 19年 | 20年 | 21年 | ||
GOOG | 33% | 35% | 34% | 36% | 36% | 12月公表 |
AAPL | 28% | 29% | 27% | 29% | 28% | 9月公表 |
FB | 60% | 52% | 51% | 45% | 49% | 12月公表 |
AMZN | 10% | 13% | 14% | 17% | 10% | 12月公表 |
MSFT | 44% | 40% | 41% | 42% | 46% | 6月公表 |
TSLA | -1% | 10% | 10% | 19% | 21% | 12月公表 |
アマゾン以外は基準の15%をクリア
Facebook、Microsoft、Googleなどは35%以上と
非常に効率的に稼いでいる企業であると言えます。
ついにテスラがAmazonを抜かしました。
営業CFマージン1位はFacebookで、売上のほとんどが広告収入で収益性が高いことが要因です。AMZNは業種的に営業CFマージンが高くなりにくいのかもしれません。
GAFAM+T 過去からの決算振り返り
Google、Apple、フェースブック(メタプラットフォームズ)、アマゾン、Microsoft、テスラ
について、過去からの四半期決算の振り返りと個別銘柄の分析をしていますので、ぜひご参考下さい。
◆過去からの決算結果まとめ
●Microsoft
連続好決算の銘柄でしたが、直近雲行きが怪しいです。

●テスラ
今回はしっかり決算をクリアし、連続ミスは免れました。今後「よい決算」を連続できるか注目です。

●Apple
概ね「良い決算」を出してくる、Appleですが、今期はミス。主力のiPhoneの減速が痛いです。

●Google
前回に引き続きミス。これで3期連続「悪い決算」となりました。

●フェースブック(メタプラットフォームズ)
5期連続で「悪い決算」でしたが、今期はクリア。アフターで株価も大きく上げました。

●Amazon
こちらは7期連続で「悪い決算」です。悪い決算は癖になるので、「1回ミスしたらまず降りる」の徹底を痛感します。

GAFAM+Tの決算まとめ
GAFAM+Tの決算まとめです。
今期「良い決算」はテスラ、メタのみでした。しっかりの決算を精査し、「良い決算」を拾って、ポートフォリオをべっぴんさんでうめていきましょう!

決算を何度もミスらず機関投資家からの信頼を勝ち取る会社がテンバガーになっていくようです。
じっちゃま曰く、
「ダメな決算(EPS、売上高、ガイダンスのどれか一つでも市場予想を下回る)を出したとき、どんな事情があるにせよ、一旦逃げたほうがよい。次の決算で良い数字が出せたとしても、まだ「買い」ではなく、3回連続して良い決算が出せたら、過去の過ちを水に流して再び投資していい。」とのことです。このくらい決算は大切であり、決算を重要視している経営者、会社が強い企業であるという考えかなと理解しています。
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