【PowerBI】スライサーの使い方(複数選択/連動/階層の設定)

PowerBI スライサースライサー
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PowerBIを使う最大のメリットの一つと言ってよい、スライサーの設定方法について解説します。ワンクリックでグラフが連動し、非常に便利です。

【本記事で分かること】
・スライサーの設定
・複数選択、単一選択の設定

・書式設定
・スライサーの階層設定
・複数ページへの同期、連動

【関連記事】
▶スライサーの選択項目をDAX関数で使えるSELECTEDVALUE関数
▶PowerBIのスライサーの空白項目を非表示にする方法

PowerBIでスライサーの設定

前の回では、折れ線と積み上げグラフまでを作成しました!
今回は、青線内の超便利なフィルター機能であるスライサーの追加について説明します!

【今回のゴール
日付、国別、項目別でフィルターがかけれるスライサーの追加

分析にめっちゃ便利です。
例えば、この月だけ、この国だけの売上や利益率を見たい!って時に、ワンクリックですぐにグラフが変わります。

▶PowerBIでグラフ作成の参考記事
・第1回:PowerBIの説明やインストール手順
・第2回:サンプルデータを取り込み(インポート)して積み上げグラフの作成
・第3回:取り込みデータを編集してグラフに追加(折れ線グラフを利益率として追加)

◆PowerBIの便利機能9選

◆よく使うDAX関数まとめ

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日付のスライサー追加

日付でフィルターすることで、何日から何日までのグラフを表示!
とかを設定できるようになります!

「視覚化」からフィルターのアイコンがついた「スライサー」をクリック
※空いたスペースに、スライサーの枠ができます!

スライサーの追加

続いて、
スライサーのフィールドに”日付”を入れます
すると、日付のフィルター機能が追加されます!
※下記のようにスライダー表示にならない場合は、「スライサーの設定」→スタイル「指定の値の間」にすればOKです。

スライサー 日付

◆書式の設定

枠が大きいので、小さくします。
その後、ローラーアイコンの”書式”タブから下記を変更
・日付入力→テキストサイズ:11
・枠線:オフ→オン

これで日付でフィルターをかけることができました!
日付を押すか、スライダーと呼ばれる「〇--〇」を動かしてグラフが変わるかを確認してみて下さい!

例えば、下記のようにスライダーを動かすと…
見事グラフもその範囲に変わってくれました!!

スライサー PowerBI

【関連記事】
カレンダーテーブルをリレーションしておくと、日付のスライサーの幅がより広がります。
▶PowerBIでカレンダーテーブルの作成(テンプレコード公開中)
▶PowerBIで連携、リレーションの方法
▶PowerBI グラフ軸の設定、階層の変更

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項目別のスライサー追加(全選択/複数選択)

同じ要領で項目別(国別)のスライサーも入れていきましょう!

さっきと同じように、新しく視覚化から「スライサー」をクリック
今度はフィールドに国を追加します。

◆書式の設定

・選択範囲のコントロール→[すべて選択]オプションを表示するをオン
※スライサーはこれがおススメです!全選択や複数選択できるようになります!
・項目→テキストサイズ:14
・枠線:オフ→オン

PowerBI 項目別 スライサー

【選択範囲のコントロール】
スライサーでは上記画像の選択範囲のコントロール設定が重要です。
・単一選択:一個しか選択させたくないとき
・Ctrlキーで複数選択
・[すべて選択]オプションを表示する
 →複数選択もすべて選択もでき、一番汎用性が高いです!

これで国別のフィルター機能であるスライサーを追加することができました!!

例えば、項目を選択して、カナダ/フランス/ドイツだけにしてみてください。
見事その項目だけのグラフに変わってくれました!!

これを入れることで、項目を絞って簡単に分析できるようになります!超便利!!

スライサーの書式変更(タイル式に変更)

タイル式に変更する方法は
「書式(ローラーアイコン)」→「オプション」→「タイル」

季節をタイル、ボタン表示ができました!選択数が少ない時などは、ボタンのほうが見栄えが良いですね。

PowerBI スライサー ボタン
ボタン PowerBI
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スライサーの階層設定

次にスライサーの階層を設定する方法を紹介します!

同じように、視覚化から「スライサー」をクリック
今度はフィールドに「項目」その下に「製品」追加します。
これで項目→製品の階層のスライサーが追加されました!

スライサー 階層 PowerBI

◆書式の設定

同じように書式を変更していきます。
・選択範囲のコントロール→[すべて選択]のみオン
・項目→テキストサイズ:14
・枠線:オフ→オン

これで項目と製品別の階層でスライサーを設定できました!!

今回はフィールドに”項目”と”製品”の二つを追加しました。
これをすることで、階層でフィルターかけることができます!

例えば、Governmentの「>」をクリックすると、その中の製品の階層までフィルター選択できるようになります!分析の幅が広がりますね!!

スライサー 階層 PowerBI
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スライサーの同期/連動

複数ページにまたがって、スライサーを連動させる方法を紹介します。
スライサーを同期しておくと、1回のフィルターで他のシートのグラフも変わります。
どのシートは同期させるか設定しておきましょう!

・「表示」→「スライサーの同期」をクリック

スライサー 同期 連動

・「スライサーの同期」の画面で同期したいページにチェックを入れます
 ※目のアイコンの方にチェックを入れると、そのページに同じスライサーが自動で追加されます。

同期 スライサー 連動 PowerBI

【完成!!】これでページにまたがって同期設定ができました!

ちなみに、作ったスライサーをコピーして別のページに貼り付けると
下記の「ビジュアルの同期」の画面が出ます。
「同期」をクリックすると、設定することなくスライサーが同期できます。

ビジュアルの同期 PowerBI
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PowerBI スライサーの設定まとめ

今回はPowerBI上でのフィルターにあたる、スライサー機能を説明しました。

【スライサーは下記をマスターすればOK!】
・日付スライサーの追加
・項目別のスライサーの追加(全選択/複数選択)
・スライサーの書式設定
・階層設定
・同期/連動


スライサーを設定しておくと、項目に絞った分析ができるので、PowerBI の必須設定の一つといえます。

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