【PowerBI】ドリルスルーで詳細データの表示(簡単設定!)

PowerBI ドリルスルーPower BI
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PowerBI で深掘り分析をするときに便利なドリルスルー機能を紹介します。ドリルスルーを設定すれば、選択した項目の詳細ページに移動できるなどの深掘り分析が可能となります。

【本記事でできること】
・ドリルスルーとは?(ドリルダウンとの違い)
・ドリルスルーの設定方法、使い方

ドリルスルーでシート連携、詳細ページへの移動が可能です。名前も機能も似ているドリルダウンとは、ページ間の連携ができ、そのページに移動できる点が大きく異なります。

PowerBI ドリルスルーとは?(ドリルダウンとの違い)

【ドリルスルーとは?】
ドリルスルーとは、簡単に言えば「詳細ページに飛ばせる機能」です。

あらかじめ、表やグラフなどで詳細ページを作成しておき、グラフを右クリックして作成した詳細ページに移動し深掘り分析ができます。

イメージは下記の通り、地区別の売上グラフの中から関東のデータを右クリックしてドリルダウンすると、詳細ページの表に移動できます。今回は、こちらの設定方法を紹介していきます。

PowerBI ドリルスルー

▶Microsoft PowerBIレポートでドリルスルーの設定

【ドリルダウンとの違い】
名前や機能も似ていて、よく混乱されるドリルダウンとの違いは下記です。

◆ドリルダウン
”グラフ軸に”階層を設定し、グラフをポチポチすることで、軸の階層を変えて深掘り分析ができる!

◆ドリルスルー
作成した詳細ページへ移動ができる!グラフを右クリックして指定した項目の詳細ページに飛べる!

大きな違いはドリルスルーはあくまでグラフ内での深掘り、ドリルスルーはページ間を移動し深掘りできる点です。

ドリルダウンについては下記で詳しく説明していますのでぜひご参考下さい
【関連記事】
▶ドリルダウンでグラフ軸の階層を変化させ、データの深掘り

【結論】
ドリルスルーは詳細ページに飛ばせる機能!

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PowerBI ドリルスルーの設定方法/使い方

それでは、具体的にドリルスルーの設定方法と使い方を紹介していきます。

今回使用するデータは下記の「日付」「製品」「地域」「購入数」「売上」などがのった売上データになります。

PowerBI 取り込みデータ 売上

こちらのデータをPowerBIに取り込み、下記のような
・地域別の売上棒グラフ
・詳細データ表
の2シートのページをそれぞれ作成しています。

・地域別の売上棒グラフ
X軸:地域、Y軸:売上数値を入れた棒グラフを作成しています。

PowerBI 売上グラフ 棒グラフ

【関連記事】グラフやスライサーの作成
▶PowerBIでデータのインポートとグラフ作成
▶PowerBIで棒グラフと折れ線グラフの複合グラフを作成
▶PowerBIのグラフ軸の変更と階層の設定
▶PowerBIのスライサーの設定方法、グラフへフィルターをかける

・詳細データ表
製品や性別、購入数、売上を入れたテーブル表を作成しています。

PowerBI 詳細データ表 ドリルスルー PowerBI

【関連記事】表を追加し条件付き書式の設定
▶PowerBIでテーブル表を作成し条件付き書式を設定

◆設定方法
それでは、ドリルスルーの設定方法を説明していきます!
設定方法は非常に簡単で、
キーとなる項目を、飛ばしたいページ(詳細ページ)のドリルスルーフィールドの中にドラック&ドロップするだけです。

ドリルスルー 設定 ドリルスルーフィールド PowerBI

ポイントは
・飛ばしたいページにドリルスルーを設定する
・何の項目でドリルスルーさせるかのキー項目をドリルスルーフィールドに入れる

これで、ドリルスルーの設定は完了です。簡単ですね!

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◆使い方
飛ばす”元”のグラフから、
右クリック→ドリルスルー→移動したいページを選択します。
今回は「関東」だけの詳細データを表示するようにドリルスルーをさせてみます。

①棒グラフの「関東」データの上で右クリック
②ドリルスルー
③詳細ページ(表)を選択

ドリルスルー 使い方 ページ移動 PowerBI

また、ドリルスルーを複数シートで設定しておくと、上記みたいに飛びたいシートを選べるようになります。

見事に、地域が関東だけを抽出した詳細ページに飛ぶことができました。これがキーの項目を抽出したドリルスルーの深掘り機能です!

ドリルスルー 詳細ページ

元のページに戻りたい時は
Ctrlを押したまま「←」をクリックします。

ドリルスルー 元のページ 戻る シート間 PowerBI

ちなみに、ページ間を移動するドリルスルーの設定は、表でなくてもグラフでも可能です。例えば詳細ページとして、下記のような製品別の購入数グラフページを作成しておきます。
・地域、製品別の購入数の棒グラフ

製品別 売上グラフ PowerBI

こちらのグラフにも、ドリルスルーの設定をした後に、もう一度、元グラフから関東で右クリックしてドリルスルーすると、関東だけの製品別の購入数の売上棒グラフに移動できます!

ドリルスルー グラフ間 ページ間

ドリルスルー設定をしておけば、グラフ→表だけでなく、グラフ→グラフなど様々な深掘り分析が可能です。ページ間を連携した深掘り分析で、そのまま会社内での報告などにも使えますね!

【結論】
キーとなる項目を飛ばしたいページ(詳細ページ)のドリルスルーフィールドの中に入れて設定する!

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PowerBIでドリルスルー まとめ

今回はPowerBI で深掘り分析をするときに便利なドリルスルー機能を紹介しました。
・ドリルスルーを設定すれば詳細ページへ移動できる
キーとなる項目をドリルスルーに設定する

ドリルスルーを設定しておけば、選択した項目のみの詳細ページに移動でき、深掘り分析や説明資料に便利です!使い勝手が良いのでぜひご参考ください!

下記でPowerBIの便利機能とDAX関数をまとめています。ぜひご参考下さい!
▶PowerBI/パワークエリの必須機能9選とDAX関数まとめ

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