【超簡単】Power BIでヒストグラムの作成方法(グループ/ビンの設定)

PowerBI ヒストグラムPower BI
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今回はPowerBIを用いてヒストグラムを作成します!
Excelだと結構面倒なヒストグラムの作成ですが、
PowerBIを使えばめちゃくちゃ簡単です。
ビンの設定で横軸の区間の変更が簡単なので、ぜひ参考にしてみて下さい!

ゴールの確認:ヒストグラム作成

PowerBIでヒストグラムを作成する方法は非常に簡単です。

【結論】
「新しいグループ」→「ビン」の設定
集合縦棒グラフで表示するだけでOK!!

今回は、下記のような利益の分布がどうなっているかのヒストグラムを作成しながら説明していきます。

PowerBI ヒストグラム

これさえ作っていれば、
データが増えてもPowerBIを更新すれば勝手にヒストグラムが育ちます!
スライサー(フィルター)機能と組み合わせて、
国別、製品別などの項目ごとのヒストグラムをワンクリックで確認できます。

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使用するデータ

今回使うデータは下記のPowerBIのサイトからダウンロードしました。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-bi/create-reports/sample-financial-download

MicrosoftのPowerBIのページにチュートリアル用に用意されたサンプルになります。

PowerBI サンプルデータ

よくある製品の売上シートに国別や利益が載ってます。
何日にどの国で何が売れて、どのくらい利益でたか? の生データですね。

列名が英語だと分かりにくいので、日本語に直しました。

PowerBI サンプルデータ

どのようなデータなのかを確認しましょう!

  1. 項目:どこ向けの商品か
  2. 国 :カナダ、フランス、ドイツ、メキシコ、アメリカ
  3. 製品:Carretera、Montanaなど
  4. 割引
  5. 売上数
  6. 製造原価
  7. 売値
  8. 売上高(割引前)
  9. 割引額
  10. 売上高(割引後)
  11. 売上原価
  12. 利益
  13. 日付
  14. 月(数値)
  15. 月名
  16. 年(数値)

こちらのデータを使ってPowerBIで利益のヒストグラムを作成していきましょう。

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PowerBIにデータを取り込む

①PowerBIを開く

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-17-1024x520.png


②「データの取得」⇒「Excel」を選択

続いて、データの取得(インポート)です!
※データ形式に合わせて選択できます!今回は元データがExcelなのでExcelを選択。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-18-1024x618.png

③取得したいExcelデータがあるフォルダを選択

④取り込みたいシートにチェックを入れる 
 チェックを入れると、プレビューが表示されます。
 「読み込み」をクリック!

これでデータの取り込みは完了です!

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PowerBIでヒストグラムの作成/ビンの設定

グラフの追加

◆フィールドの確認

クエリを「閉じて適用」で取り込んだデータを使ってグラフを作れるようになります。
取り込んだデータは右側の「フィールド」に入ります!

これを使ってグラフを作っていけます。

◆グラフの選択

「視覚化」の中に色々なグラフがあります。
ヒストグラムは「集合縦棒グラフ」から作成できます。

◆グラフにデータを入れる

フィールドからグラフに入れたい項目を選択し、
ドラッグ&ドロップ!(クリックしたまま動かして持っていきます)

今回は利益のヒストグラムを作成したいので、下記データを入れます!
・軸 ⇒ 利益
・値 ⇒ 製品
これで各利益に対して製品数が何件あるかのグラフができました!

これだと、ヒストグラムではないので
階級幅(〇~〇)の範囲で何件あるかを設定する
「グループ(ビン)」の設定をしていきます。

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ビンの作成

ヒストグラムを作る上での超ポイントです!!

ヒストグラム化したいデータに対して
「グループ(ビン)」の設定で度数分布を作ります。

◆ヒストグラムを作成したいデータに対し「新しいグループ」をクリック
今回は利益に対してのヒストグラムを作成したいので、
利益の上で「右クリック」→「新しいグループ」をクリックします。

PowerBI ヒストグラム作成 グループ  ビン

◆グループの種類で「ビン」を選択
グループの画面が開くので設定していきます。
ビンのタイプ:「ビンのサイズ」
ビンのサイズ:ヒストグラムの階級にあたる数値を指定
※ビンのサイズが2000だと軸幅が2000ごとに何件製品があるかになります!

PowerBI ヒストグラム ビンの設定

◆フィールドに新しいグループ「利益(ビン)」ができる
設定したグループの項目が増えます。これを横軸に使えばOKです。

「ビン」を用いてヒストグラム化

◆グラフの横軸に 「利益(ビン)」を追加

新しくできた「利益(ビン)」をさっきのグラフの横軸に入れると、ヒストグラムの完成です!

PowerBI ヒストグラム

これで、階級2000ごとのヒストグラムができました!

階級を変えたい「ビンのサイズ」を変更すれば自動で更新されます!例えば、サイズを2000→5000に変えた場合が下記です。こちらのほうが見やすいですね!

【PowerBIでヒストグラムを作成】
注意:視覚化に「ヒストグラム」というグラフはありません。

「新しいグループ」→「ビン」の設定で自分で度数分布を作って集合縦棒グラフで表示

と覚えときましょう!!

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スライサー機能を用いたヒストグラム分析

下記で説明したフィルターの機能を使えば、項目別に分析することができます。

例えば、国:Mexico でフィルターをかけると、Mexicoだけのヒストグラムに変わります☟

次に 国: Mexico 、製品:Enterprise のヒストグラムは ☟

また、国: Mexico のままで、製品:Government に変更したヒストグラムは☟

このように、国: Mexico の中で製品別に比べると、 Enterprise は利益でマイナス側に分布しているのに対して、Governmentはプラス側に分布しており利益的に良い製品であることが分かります。

製品が収益が良いかが一目で分かり分析できます!このまま報告資料にも使えるので非常に便利です。

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PowerBIでヒストグラム まとめ

今回はよく使うヒストグラムの作成方法を紹介しました。
Excelでヒストグラムを作るのは、横軸の設定や頻度(件数)の設定が手間です。

PowerBIではビンの設定しグループ設定するだけなので簡単です。また、フィルター機能と組み合わせて、層別して掘り下げた分析もできるので非常に便利ですね!ぜひ、使ってみて下さい!

下記でPowerBIの便利機能とDAX関数を複数まとめています。
ぜひご参考ください!
▶PowerBIの便利機能9選

▶よく使うDAX関数まとめ

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