【Excelパワークエリ】横持ちデータを縦持ち変換(列のピポット解除)

PowerQuery パワークエリ 縦持ち変換 横持ちデータPowerQuery/Pivot
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ExcelのPowerQueryに取り込むデータが、扱いにくい横長のデータで困る場合があります。

そのような場合に、
クエリ内の「列のピポット解除」で簡単に横持ちデータを縦持ち変換できます!

【本記事の内容】
・横持ち、縦持ちデータとは?
 (データは縦持ちデータが便利)
・列のピポット解除で横持ちデータを縦持ち変換
・列のピポット解除の種類

会社で扱うデータが横に増えていく横持ちのデータであることって意外と多いですよね…。Excelでグラフ化したり、ピポットテーブルを作成するにはデータの縦持ち化が必須ですので、ぜひご参考ください!

ほぼやり方は一緒ですが、PowerBIで縦持ち変換する方法は下記になります。
PowerBIで横持ちデータを縦持ち変換しグラフ化

PowerQuery 横持ち、縦持ちデータとは?

ExcelデータやCSVデータが、データ分析に適していない横長のデータの場合は、グラフやピポットテーブルの作成において非常に扱いづらいです。

そのような場合に、
データを縦持ち変換して扱いやすい形式にします。

横持ち 縦持ち Excel パワークエリ PowerQuery

【横持ちデータ】
・横方向に列が増えるデータテーブル
データ分析では扱いづらい

【縦持ちデータ】
・縦方向に行が増えていくデータテーブル
データ分析で扱いやすい!

今回紹介するExcelパワークエリを用いた縦持ち変換の方法を使えば、いちいち列と行を入れ替えるなどのデータ処理をしなくてすみます。また、新たに横方向にデータが増えても、自動で縦持ち変換してくれるので便利です。

それでは、使い方を説明していきます。

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PowerQuery 横持ちデータを縦持ち変換

それでは、Excelパワークエリで横持ちデータを縦持ち変換していきます。

取り込みデータは下記の月ごとに増えていく品名別の売上データになります。月が変わるごとに横にデータが増えていく横持ちデータを想定しています。

横持ちデータ クエリ PowerQuery

このデータをExcelのPowerQueryに取り込みます。いつも通り、データの取り込みは
「①データタブ」→「②データの取得」→「③ファイルから」→「④Excelブックから」をクリックし、縦持ち変換したいデータを取り込みます。

PowerQuery データ取り込み パワークエリ

ExcelのPowerQueryへデータの取り込みができました。

PowerQuery データ取り込み パワークエリ

「1行目をヘッダーとして使用」をクリックし、1行目を列名に指定します。

PowerQuery 1行目をヘッダー クエリ Excel 縦持ち変換

これで準備は完了です!

ここから、PowerQuery内で縦持ち変換の設定をしていきます。
①縦持ち変換したい列を選択(Ctrlを押したまま列クリック)
②変換
③列のピポット解除
をクリックします。

PowerQuery クエリ 列のピポット解除 縦持ち変換 横持ち

すると、指定した列の縦持ち変換がでできます!ワンクリックで簡単に設定できますね!

縦持ち変換 列のピポット解除 PowerQuery パワークエリ

列のピポット解除をすると、列名は属性、値などに変わるため、任意の名前に変更しましょう。今回は日付、売上と変更しました。

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一応、データ列が横に追加された場合に、きちんと縦持ちデータが更新されるかを確認します。下記のように元の横持ちデータに4月分のデータを追加し、PowerQueryを更新します。

PowerBI データ更新 縦持ち

「列のピポット解除」で縦持ち変換の設定はできているので、Excelのデータタブから更新ボタンをクリックすると、きちんと4月分も縦持ち変換されていることが確認できます。

パワークエリ PowerQuery 縦持ち変換 横持ち データ更新

これで、扱いづらい横持ちデータを縦持ち変換することができました!これさえできれば、あとはピポットテーブルの作成やExcelグラフ化が簡単にできますね!

【結論】
横持ちデータを縦持ち変換するには「列のピポット解除」!

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PowerQuery 列のピポット解除の種類

列のピポット解除は下記の3種類があります。

パワークエリ 列のピポット解除 PowerQuery クエリ

①列のピポット解除
選択した列と今後追加される列を縦持ち変換
今後追加される列も対象なので、追加された列も更新時に縦持ち変換されます。

②その他の列のピポット解除
選択した列”以外”を縦持ち変換
指定した列以外を縦持ち変換するので、コード的にもシンプルなのでエラーが出にくいです。また、縦持ち変換したい列が多い時は、選択列が少なくてすみます。

③選択した列のみをピポット解除
選択した列”のみ”を縦持ち変換
今後追加される列は縦持ち変換したくない場合に使います。

基本は①②でOKです。エラーのリスクから考えると②で設定をおススメします。なぜなら、「B列とC列とD列と・・・を縦持ち変換する」よりも「A列以外を縦持ち変換する」と指定したほうがコード的にシンプルになるからです。つまり、A列の名称だけ変わらなければ、更新時のエラーが発生しません。

PowerQueryのエラー対策、OLE DBやNumberエラー

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PowerQuery 横持ちデータを縦持ち変換まとめ

今回はExcelのPowerQueryの超便利機能である縦持ち変換の方法を紹介しました。
・横持ち、縦持ちデータとは?
 (データは縦持ちデータが便利)
・列のピポット解除で横持ちデータを縦持ち変換
・列のピポット解除の種類

なぜか、横にデータを長くする意味のわからない風習がのこっていたりしますよね…。今回のPowerQueryの「列のピポット解除」を設定すれば、一発で縦持ちデータに変換でき便利です。ぜひ、ご参考にしてください!

下記でPowerQueryやPowerBIの便利機能、DAX関数をまとめています。ぜひご参考下さい!

▶パワークエリ、パワーピポットまとめ

▶PowerBI、powerQueryの便利機能まとめ

▶よく使うDAX関数まとめ

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