【PowerBI】VLOOKUP的なデータの連携(DAX関数)

PowerBI LOOKUPVALUE RELATED VLOOKUP関数DAX関数
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PowerBIでExcelのVlookup関数にあたるデータを連携をする方法を紹介します。
DAX関数はExcel関数とは少し異なります。今回は、

・lookupvalue関数を用いたデータ連携
・リレーション後にrelated関数を用いたデータ連携

を紹介します。

PowerBIで複数シートを取り込み、連携する際によく使うのでぜひご参考下さい!

【関連記事】
PowerBIでのデータの連携方法には、今回紹介するLOOKUPVALUE関数のほかに、リレーションやクエリのマージを使った方法があります。下記で詳しく説明していますので、ご参考ください。
PowerBIで「クエリのマージ」でデータ連携/他連携方法との違い
PowerBIで「リレーション」でデータ連携

PowerBIでVlookup的な機能を使う2つの方法

PowerBIでVlookup的な機能を使う方法は
「lookupvalue関数」と「related関数」です。

【LOOKUPVALUE関数】構文
 LOOKUPVALUE(
  <result_columnName>,
  <search_columnName>,
  <search_value>
   [, <alternateResult>] )

・result_columnName:返す値(何をもってきたいか)
・search_columnName:何をキーにするか(持ってくるデータ側)
・search_value:何をキーにするか(追加するデータ側)
・alternateResult :検索がなかった時に返す値

複雑なので、まとめると

 = LOOKUPVALUE
   (①返す値,
    検索キー,③追加する側の検索キー,
    ④検索が無かった場合に返す値)

④はあっても無くてもどちらでもOKです!!
LOOKUPVALUE関数で複数条件の設定をする場合は、②③の後ろに②’③’と条件である検索キーを追加していけばOKです。

参考:Microsoft DocsLOOKUPVALUE関数

【RELATED関数】構文
 RELATED(<column>)

 ・column :返す値
  リレーションしておくことが条件

つまりリレーション後に
 RELATED(返す値の列を指定)

参考:Microsoft DocsRELATED関数

データの紐づけは、ExcelのVLOOKUP関数の要領で
LOOKUPVALUE関数を使う方が多いですが、
RELATED関数が簡単で便利です。

それでは、実際に列を追加して具体的に説明していきます!

PowerBI lookupvalue関数でデータ連携

PowerBIに下記の生データと製品別の利益目標データを取り込んでいる状態とします。
ここから製品を検索キーに、利益目標の列を生データに追加していきます。

☟製品や利益がのっている生データ

☟製品別の利益目標がのっているデータ

◆製品を検索キーに利益目標を追加

生データの表画面で「新しい列」を追加

列名:利益目標
構文:LOOKUPVALUE関数
= LOOKUPVALUE
   (①返す値,検索キー,
    ③追加する側の検索キー,
    ④検索が無かった場合に返す値)

①返す値:利益目標
②検索キー:製品
③追加する側の検索キー:製品(生データ側)
④検索が無かった場合に返す値:0

として構文を入れると…

利益目標 = LOOKUPVALUE(‘利益目標'[利益目標],’利益目標'[製品],’生データ'[製品],0)

LOOKUPVALUE関数

データ列を指定する場合は、「’」シングルクォーテーションで候補が出る!

☟これで利益目標が追加できました!

ちなみに、
テーブルツールで追加した列のデータ型や小数第何位まで表示させるか、コンマをつけたりできます。(今回は数値目標なので、少しでも見やすくコンマをつけました。)

生データに列を追加できたので、後はレポート画面に戻って、下記のように利益目標に対する利益実績のテーブル作成などができます!

LOOKUPVALUE関数 DAX

「テーブルの作成方法」や「条件付き書式の設定」は下記で詳しく説明していますので、ぜひご参考下さい!
テーブルの作成方法と条件付き書式の設定

LOOKUPVALUE関数のDAXを使って、
生データに新しい列で検索した値を追加できました!
ExcelのVLOOKUP関数と、使い方が似ているので理解しやすいですね!

【応用編】
LOOKUPVALUE関数を用いて、日付フラグから前回購入日を取得する行の計算の事例を紹介しています。より実践的なLOOKUPVALUE関数の使い方として合わせてご参考ください!
▶PowerBIで行の計算(行の比較から日付間隔を計算)

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PowerBI related関数でデータ連携

次は、RELATED関数を用いて、同様に利益目標を追加します。
こちらは超簡単でおススメです!

RELATED関数はリレーションをしてデータ同士を繋げていないと使えません。
まずは、リレーションをしていきます。

リレーション画面で、製品をキーにデータを繋げます。

PowerBI リレーション RELATED関数

リレーションの詳しい説明は下記☟でしているので、ぜひご参考下さい。
▶リレーション機能を使って複数データの連携

◆RELATED関数で利益目標を追加

先ほどと同様に、”新しいメジャー”をクリック。

メジャー名:利益目標2
構文:RELATED関数
= RELATED(返す値の列を指定)

利益目標2 = RELATED(‘利益目標'[利益目標])

RELATED関数 PowerBI 構文

表示したいデータの列を指定するだけなので非常に簡単ですね。
☟RELATED関数を用いて利益目標2の列を追加できました!

RELATED関数 PowerBI

RELATED関数はリレーションだけしておけば、返す値を指定するだけなので、簡単です!

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PowerBI データ連携まとめ

今回は、PowerBIでExcelのVlookup関数にあたるデータを連携方法である、

・lookupvalue関数を用いたデータ連携
・リレーション後にrelated関数を用いた連携方法

を紹介しました。

PowerBIで複数シートを取り込み、
連携する際によく使う方法ですので、ぜひご活用下さい!

下記でPowerBIの
ドリルダウン、スライサー、リレーションなどのよく使う便利機能9選
DAX関数まとめ
を紹介しています。ぜひご参考下さい!

【PowerBI】便利機能9選と学習方法

DAX関数まとめ

DAX関数は、Excelと微妙違ったりとモヤモヤしますよね。
データの「列」や「表」を指定する特徴を把握してPowerBIやDAX関数を学んでいきましょう!

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