シングルサインオンSSO、ID管理のオクタ(OKTA)の銘柄分析です。
株の購入を検討する上で重要指標である
「決算」、「営業CFマージン」、「GAAP」で分析しています。
過去の決算、業績も振り返り評価していますので、ぜひご参考にして下さい。
チェック項目(決算、営業CFマージン、GAAP分析)
チェック項目は、じっちゃまこと(広瀬隆雄氏)やウィリアムオニールの本を参考に、私が特に重要と感じた「決算」「営業CFマージン」「GAAP分析」の3点で分析しています。
◆MarketHack流 世界一わかりやすい米国株投資の技法 著:広瀬隆雄
◆オニールの成長株発掘法 著:ウィリアム・J.オニール
「決算状況」、「営業キャッシュフローマージン」、「GAAP分析」は様々な投資本で重要視される項目なのでぜひチェックしてみて下さい!
【決算状況】
下記①②③全てが〇ならば「良い決算」として過去の四半期決算を振り返っています。
No. | チェック項目 |
① | EPSがコンセンサス予想を上回る |
② | 売上高がコンセンサス予想を上回る |
③ | ガイダンスがコンセンサス予想を上回る |
【営業キャッシュフローマージン】
下記2点をチェックしています。後述しますが、営業CFマージンはどれだけ、効率的に稼いでいるか?を示す指標です。
No. | チェック項目 |
④-1 | 営業CFマージンは15%以上あるか? |
④-2 | 営業CFマージンは右肩上がりか? |
【GAAP分析】
下記3点をチェックしています。粉飾が無いか、成長はしているかをチェックする指標になります。
No. | チェック項目 |
⑤ | EPSよりCFPSの方が数字が高くなっているか?(CFPS>EPS) |
⑥ | EPSは毎年右肩上がりか? |
⑦ | CFPSが毎年右肩上がりか? |
オクタ(OKTA)の決算
それでは、オクタの決算結果をチェックしていきましょう。上述の通り、チェック項目は下記です。
【決算チェック】
下記①②③全てが〇ならば「良い決算」。
No. | チェック項目 |
① | EPSがコンセンサス予想を上回る |
② | 売上高がコンセンサス予想を上回る |
③ | ガイダンスがコンセンサス予想を上回る |
オクタ(OKTA)の決算結果まとめ
オクタの四半期決算を過去から振り返っています
【①EPS、②売上高、③ガイダンス>コンセンサス(市場)予想のチェック】

【オクタ 今期決算】
・EPS、売上高、ガイダンスすべてクリア
・売上高は前年同期比+33%とさらに鈍化
・利益率も更に改善◎
上記の形で過去決算の成績表と次回決算日をまとめているので☟ご参考下さい!
【決算まとめ】
①EPS、②売上高、③ガイダンスすべてクリア
オクタ(OKTA)の次回決算日
次回決算日はinvesting.comでは
2023/6/2
となっています。
まだ公表されていませんので、
あくまで次回決算日の目途になります。
決算結果は本サイトで更新していきます!
オクタ(OKTA)の営業CFマージン
続いて、営業キャッシュフロー(CF)マージンです。
営業CFマージンの調べ方と詳しい説明は下記☟でしていますので、ご参考にして下さい!
▶営業CFマージンの調べ方
【営業キャッシュフローマージン】
下記2点をチェックし、評価しました。
No. | チェック項目 |
④-1 | 営業CFマージンは15%以上あるか? |
④-2 | 営業CFマージンは右肩上がりか? |

④-1営業CFマージンは15%以上あるか?
基準の15%を未達。
④-2営業CFマージンは右肩上がりか?
直近下がっています。
今後は15%を超えて成長していけるかが重要ですね。
【営業CFマージンまとめ】
基準の15%を未達×、右肩下がり×
オクタ(OKTA)のGAAP分析
GAAPとは「米国株会計基準」の略で、正式な会計基準に沿って計算された利益のことです。いわゆる決算で報告される正式な数値になります。
GAAPは1株あたりの業績を把握できるチャートになります。
EPS :1株当たり利益
→”純利益”を”発行済株式数”で割ったもの
CFPS:1株当たり営業CF
→”営業CF”を”発行済株式数”で割ったもの
SPS :1株当たり売上高
→”売上高”を”発行済株式数”で割ったもの
【GAAP分析】
下記3点をチェックしています。粉飾が無いか、成長しているかをチェックする指標になります。
No. | チェック項目 |
⑤ | EPSよりCFPSの方が数字が高くなっているか?(CFPS>EPS) |
⑥ | EPSは毎年右肩上がりか? |
⑦ | CFPSが毎年右肩上がりか? |
【GAAPグラフ】

※英語版ヤフーファイナンスからGAAPグラフを作成しチェックしています。
【⑤⑥⑦のチェック】
⑤ EPSよりCFPSの方が数字が高くなっているか?CFPS>EPS)
18/1公表以外は、全てEPS<CFPSで問題無しです。
CFPS(1株当たり営業CF)の営業CFとは前述の通り、「売上高から経費を引いたもの」です。
⑥EPSは毎年右肩上がりか?
右肩上がりとは言えません。
⑦CFPSが毎年右肩上がりか?
直近右肩下がりです。
チェック項目にはないですが、1株当たりの売上高(SPS)は右肩上がりできちんと成長できていることが分かります。
【GAAP分析まとめ】
⑤EPS<CFPSで〇、⑥EPSは右肩下がり×、⑦CFPSも直近右肩下がり×
オクタ(OKTA)まとめ
・決算(①②③)
→すべてクリアの「良い決算」
・営業CFマージン(④)
→基準15%を超えていない。
まだ効率的に稼ぐ企業とは言えない
・GAAP分析(⑤⑥⑦)
→業績は利益面の改善が課題
シングルサインオンSSO、ID管理のオクタ(OKTA)ですが、決算結果は予想を上回る結果を出してきています。業績面で収益性などを改善できるかがカギになりそうです。
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